こんにちは!
名古屋市西区、市営地下鉄『浅間町駅』 2番出口より徒歩1分のしんデンタルクリニックです!
よく患者さんからうける質問として、「歯石を取る際に歯は削れているのか」というのがあります。歯石を取る際には専用の器具や機械を使いますが、歯石をとられている時の感覚がなんとなく歯を削られる感覚と似ているため、もしくは取った後に出る症状からそのように思われる方がいらっしゃるのではないかと思います。

歯石除去に使用する機械や器具
歯石を取る際に使う器具や機械は、歯を削るドリルや器具とはまったく別のものになります。機械で取る場合、虫歯を削る時に似た「キーン」という音がなりますが、歯石を取る機械の方は歯が削れるドリルではありません。エアスケーラーもしくは超音波スケーラーと呼ばれるもので、歯石に細かな振動を与えることによって歯石を弾き飛ばしています。そのため、歯が削れるということは決してありません。手用の器具の方も、歯石を落とせる形状にはなっていますが、歯質まで削れてしまうことはありません。
また、歯石取りの後に、歯の表面を滑らかにし、歯垢をつきにくくする目的で研磨をすることがありますが、これも同様で、シリコンカップやブラシなどを使用し、歯に優しい研磨剤を用いますので、歯が削れてしまうということはありません。
歯石を取ったら何かスースーする
この訴えは、かなり歯石が溜まったのを放置していた方が歯石を取った後に感じられることが多いです。歯石は歯の色に似ていますので、べったりと溜まると歯と一体化した感じになります。実際のところは、元々歯と歯の間にあった隙間を歯石が埋めてしまっているだけですが、それを取り除いてしまうと急に隙間があいたように感じられ、歯を削ってしまったのではないか、と感じてしまうこともあります。
歯石を取ったら歯がしみる
歯石を取った後から急にしみると、「歯が削られてしまったのでは?」と感じてしまうかもしれませんが、そのようなことはありません。こちらも、歯石を溜め込んでいた場合によくあることで、それまで歯の表面をカバーしていた歯石が急になくなること、またそれまでついていた歯石が剥がれることで腫れていた歯茎が引き締まり、知覚過敏の症状を起こすことがあります。
このような症状は通常一過性のもので、歯石を取った後、適切なブラッシングを続けていれば次第に症状はなくなっていきます。
定期的に歯石は取り除きましょう
歯石は長く放置すればするほど、このような症状が出やすくなります。
歯石が少なめのうちに取り除くようにしておけば、辛い思いをすることもなく、気持ちよく治療を受けることができ、歯の健康も維持しやすくなります。
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