こんにちは!
しんデンタルクリニックです!
虫歯の症状が進んでしまうと神経を取る治療(根管治療)が必要になってしまうケースがあります。
一度神経を抜いてしまうと様々な理由により歯が弱くなってしまいます。
今回は何故神経を抜くと歯が脆くなってしまうのかお伝えしたいと思います。
■神経を抜いた歯の寿命が短くなる理由
虫歯が神経まで達してしまったとしても、なるべく早く受診して神経を抜けば、歯を失わずに済みます。
しかし、抜髄した箇所の歯は、神経のある歯と比較して、寿命が短くなります。
・歯に栄養が行き渡らないために弱くなる
歯の神経の役割の1つに、歯へ栄養を運ぶというはたらきがあります。
神経を抜いてしまうと、当然栄養を送ることができなくなってしまいます。
抜髄した歯は、良く枯れ木のようなものだと例えられることがあります。栄養が届かないため、どんどん衰弱していってしまうのです。
神経のある歯は弾力を持ち、丈夫な歯となりますが、神経を抜いてしまうと途端に折れたり、割れやすくなってしまうのです。
・病気の症状に気づきにくくなる
歯の神経のもう1つの役割は、痛みを感じることです。
神経を抜いてしまうと痛みがないため、虫歯が再発したとしても、気づきにくくなってしまうのです。定期検診に通うことである程度予防、早期発見ができますが、検診に通っていないと、重症化するまで気付かないといったケースもあります。
神経を抜いて治療することを「根管治療」といいます。
歯科治療の中でも根管治療は非常に難易度が高いといわれているため、神経の取り残し等の失敗が起こるケースも少なくありません。
また、根管内に細菌が留まってしまうと、歯根の先で細菌感染を起こし、根尖性歯周炎となってしまいます。
根尖性歯周炎に気付かず重症化すると、抜歯のリスクも高まり、どんどん歯の寿命が短くなるという悪循環を繰り返すことにもなりかねません。
歯を抜くことはもちろんのこと、歯の神経を抜くことも、できれば避けたいケースです。
従来の治療では、虫歯が神経に達すると抜髄する他ありませんでしたが、現在は、医療の進化によって、神経を抜かずに維持できるケースも多くあります。
お口のことで違和感、お悩みなどございましたら是非ご相談、ご来院をお待ちしております。
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