こんにちは!
名古屋市西区、市営地下鉄『浅間町駅』 2番出口より徒歩1分のしんデンタルクリニックです!
歯周病と全身疾患の関係性についての研究が進んでいることをご存知でしょうか?
例えば、歯周病と肺炎です。肺炎の中でも「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」というものがあり、誤嚥をしたときに口の中にいる歯周病菌が気管に侵入し、肺で炎症を引き起こします。
今回は、もっとも患者数の多い「糖尿病」と歯周病の関係についてお伝えしたいと思います。
なぜ歯周病になりやすいのか
血管が収縮しやすい
血液の中には、リンパ球が含まれています。このリンパ球は免疫システムの1つで、細菌などの感染症に対して効果を発揮します。歯周病は、歯周病原因細菌が活発になると進行し悪化してきます。糖尿患者さんは、免疫システムであるリンパ球が歯茎にまで届かないため、細菌の活動も活発になりやすいのです。
感染しやすい
糖尿病患者さんの特徴として、「感染症に陥りやすい」ということがあります。これは、リンパ球など免疫システムの問題があり、健康な人に比べて細菌感染に弱いためです。
口が渇きやすい
唾液には、口の中を湿らせる役割や、食事を分解する役割、飲み込みやすくする役割などがあります。
他にも、大きな仕事として唾液が担っているのが「虫歯や歯周病の原因細菌の活動を抑制すること」です。糖尿病の患者さんは口が乾きやすいです。これは、高血糖でいるときの身体との浸透圧の関係です。口が乾きやすい時というのは、唾液が分泌できていない状態でもあります。唾液の分泌量が少なくなるため、細菌の活動性を抑制できず、歯周病が進行してしまいます。
対処法
毎日歯磨き健康生活
歯磨きは、1回だけしっかり磨いても意味がありません。毎日磨くことが大切なのです。そのため、毎日の歯磨きによってできる限り綺麗にしましょう。
歯ブラシだけを使って歯磨きをする人が多いのですが、歯ブラシだけでは十分に口を綺麗にできません。デンタルフロスや歯間ブラシなども併用して、歯と歯の間にある汚れを除去しましょう。
歯がない場合は補綴物を作る
歯がなければ噛むことはできません。入れ歯やブリッジなどで補い、歯の代わりとなるものを入れましょう。そして、噛むことができれば食後の血糖値も上がりにくくなる傾向にあります。
虫歯や歯周病があると、満足に噛むことができません。しっかりと噛んで食事をするためにも、口の中を健康に保っておくようにしましょう。
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