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開咬とは?

開咬(かいこう)とは、上下の歯をかみ合わせたときに、前歯や奥歯がきちんと接触せず、空間ができる不正咬合の一つです。通常、歯を噛み合わせると前歯と奥歯がしっかりと接触しますが、開咬の場合、一部の歯がかみ合わず、隙間が生じます。この状態は、食事や発音、口元の見た目に影響を及ぼし、長期的にはさまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。

開咬が引き起こす問題

1. 噛み合わせの問題

開咬によって上下の歯が接触しないため、食事中に食べ物をうまく噛み砕けません。その結果、食べ物が大きなまま飲み込まれ、消化不良や胃腸の負担を引き起こすことがあります。また、噛み合わせが悪いと、特定の歯や顎関節に過度な負担がかかり、顎関節症(顎の痛みや開閉時の音など)を発症するリスクも高まります。

2. 発音の問題

開咬は、特に前歯が噛み合わない場合、発音に影響を与えることがあります。例えば、サ行やタ行、ラ行などの発音が不明瞭になり、日常生活やコミュニケーションに支障をきたすことがあります。特に子どもの場合、発音の発達に影響を及ぼす可能性があるため、早期の治療が推奨されます。

3. 口元の審美的問題

開咬は口元の見た目にも影響します。前歯が閉じない場合、口元が不自然に見えることがあり、これが心理的なストレスにつながることもあります。笑ったときや話すときに歯が正しくかみ合わない状態が目立つため、自信を失ったり、コンプレックスを感じたりする人も少なくありません。

4. 歯や歯茎の健康問題

開咬は特定の歯に過度な負担をかけることがあり、それが原因で歯や歯茎にダメージを与えることがあります。噛み合わせの不均衡により、歯がすり減ったり、歯茎が炎症を起こしたりするリスクが高まります。

開咬の原因

開咬の原因はさまざまですが、代表的な要因として以下が挙げられます。

  • 遺伝的要因
    家族に開咬の傾向がある場合、遺伝によって開咬になる可能性があります。

  • 指しゃぶりや舌癖
    幼少期の指しゃぶりや舌を前に突き出す癖(舌突出癖)が原因で、前歯が噛み合わなくなることがあります。

  • 口呼吸
    口で呼吸をする習慣があると、口元の筋肉バランスが乱れ、歯の位置に影響を与えることがあります。

開咬の治療方法

開咬の治療は、年齢や状態に応じて異なります。以下に代表的な治療方法を紹介します。

1. 歯列矯正

最も一般的な治療法は歯列矯正です。ワイヤー矯正やマウスピース型矯正器具(インビザラインなど)を使用して、歯を徐々に正しい位置に動かし、噛み合わせを改善します。矯正治療は、子どもから大人まで広く適用可能で、症状の程度によっては数年にわたる治療が必要な場合もあります。

2. 外科手術

重度の開咬の場合、顎の骨の異常が原因となっていることがあります。この場合、外科手術によって顎の位置を調整する治療法が必要になることがあります。手術は主に成人を対象とし、歯列矯正と併用することが多いです。

3. 舌癖や口呼吸の改善

舌癖や口呼吸が原因の場合、専門的なトレーニングやリハビリテーションを通じてこれらの習慣を改善します。これにより、開咬の進行を防ぎ、矯正治療の効果を高めることが期待されます。

まとめ

開咬は、噛み合わせや発音、見た目にさまざまな問題を引き起こす不正咬合の一種です。適切な治療を受けることで、これらの問題を改善し、口腔の健康を保つことができます。早期の診断と治療が効果的であるため、気になる症状がある場合は、歯科医に相談してみましょう。

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