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日頃からアルコールをたしなむ人は多いと思います。しかし、せっかくの美味しいお酒が虫歯の原因になっているとしたらどうでしょうか?誰しも虫歯にはできるだけなりたくないものです。
虫歯の原因とアルコール
甘いものが虫歯の原因になるという話はよく耳にします。しかし、普段甘いものを口にしなくても虫歯になる人はいます。大人になってからの虫歯はお酒が原因?虫歯を予防するには禁酒が必要?ここでは、そんな疑問を解説していきます。
気にすべきはアルコールより糖分
虫歯になる原因として、アルコール摂取が直接関係している可能性は低いと言われています。アルコールを多く飲めば飲むほど、虫歯になりやすいかというとそのような因果関係は認められていません。しかし、お酒を飲むことが虫歯の原因になるとすれば、考えられるのは成分に含まれる「糖分」です。種類によっては、飲みやすいように砂糖が含まれていたり、甘いリキュールを使用して作られたりしているものが多くあります。また、お酒の席では何杯も続けて飲むこともありますので、摂取量を考えるとかなりの糖分が口腔内を通過していることになります。この糖分が酸を作り出すことで、虫歯を誘発している可能性があると言えるでしょう。
長時間の飲酒によるだらだら食べに注意
虫歯になりやすい状態として、口の中が酸性でいる時間がどれほど長いかが関係しています。口の中に食べ物がある間は口腔内が酸性になります。これは、歯が溶けやすい状態になっていることを意味します。本来であれば、口の中に食べ物がない時間を作って口腔内をアルカリ性に戻す必要があります。ところが、飲み会などでは2~3時間かけて飲食することが多いでしょう。口の中に食べ物がある時間が長いと、酸が歯の表面のエナメル質を溶かし、虫歯になりやすい環境を生み出している可能性があります。飲み会の機会が多い人、晩酌の時間が長い人は、この状態が習慣化していますので要注意です。
飲酒後にはきちんと歯磨きを
虫歯の予防で最も忘れてはいけないのが、「歯磨き」です。しかし、人によってはアルコールを摂取することで気持ち良くなって眠たくなってしまい、そのまま寝てしまうということがあるでしょう。目が覚めてから歯を磨けばいいや、と思う人もいるかもしれませんが、寝ている間にも虫歯は着々と進行していきます。歯磨きをしないまま眠ってしまうことが常態化しているという人は注意が必要でしょう。飲んだ日でも必ず、寝る前にはきちんと歯を磨くことを忘れないでください。
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