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しんデンタルクリニックです!

 

実は歯の表層「エナメル質」は身体の中でも一番硬い組織です。しかしそんな歯も何らかの原因で欠けてしまうことがあります。歯が欠けてしまうとさまざまな悪影響を引き起こすので、できるだけ歯は欠けないようにしたいものです。

今回は歯が欠ける原因や対処法をご紹介します。

 

■歯が欠けてしまう主な原因

  • 虫歯

歯が欠ける原因で多いのは虫歯です。しかし虫歯になったからと言って必ず歯が欠けるわけではありません。虫歯は食べかすなどをエサに酸を出して歯を溶かしていきどんどん進行していきます。表面は小さな穴程度に見えていても、内側が空洞のようにスカスカに進行していると歯がもろくなり、ものを噛んだ時や衝撃で欠けてしまうことがあります。

 

  • 食いしばり・歯ぎしり

歯を食いしばる力は想像以上に大きい力です。その力は成人男性で50Kg近くあると言われています。また夜間無意識のうちに歯ぎしりをしている場合は、その倍の力がかかるとも言われています。日常的にこのような大きな力が繰り返しかかることで、歯がひび割れをおこしたり欠けてしまったりすることがあります。

 

  • 事故やスポーツによる転倒や衝撃

事故によって転倒したり歯が衝撃を受けたりして歯が欠けることも多くあります。また、事故だけではなく激しくぶつかり合うようなスポーツ、ボールがぶつかったりするような衝撃でも欠けることがあります。このような場合は特に目立つ部分の前歯が欠けて来院されることが多いです。

 

 

■歯が欠けてしまった時はどうすれば?

 

  • 欠けてしまった箇所に触れない

歯が欠けてしまうと気になって触りたくなってしまいます。しかし、手や舌でむやみに触るとさらに症状を悪化させ、雑菌で炎症を起こしてしまう可能性もあります。押したり、噛みこんだり刺激してしまう場合も同じです。また欠け方によっては、歯が尖ってお口の中が傷ついてしまうことも考えられます。
できるだけ安静にして清潔を保つよう心がけ、早めに歯科医院を受診しましょう。ちょっと欠けただけと思っていても思わぬトラブルに発展する場合があります。

 

  • 抜けた歯は保存しておく

歯の欠けた部分は残念ながら付けることはできません。コンポジットレジンという材料を詰めるか、被せ物の治療が必要となります。しかし、歯がすっぽり根本ごと抜けてしまった場合はすぐに処置すれば元に戻せる可能性もあります。その場合は根本の部分をきれいに洗ったりせずに、お口の中に入れておいたり、牛乳や生理食塩水に浸したりして、1分でも早く歯科医院を受診しましょう。歯が抜けた際つい水で洗い流したくなってしまうかと思いますが、根本についている組織の部分も洗い流してしまうと元に戻せなくなってしまいますので注意しましょう

 

  • 痛みがある場合は鎮痛剤を服用

歯が欠けたことで神経にも刺激が加わり痛む場合があります。その場合は我慢せずに薬局で売っているような市販の鎮痛剤を飲んでも大丈夫です。そして早めに歯科医院を受診しましょう。

 

 

歯が欠けてしまった場合、欠けた歯の大きさや痛みの有無に関係なく、早急に歯科医院を受診することが大切です。また、歯が欠けてしまうのには理由があります。自分の歯はなぜ欠けてしまったのか原因を知ることで、残った歯が欠けてしまうのを防ぐことができます。自己判断でそのままにすることなく、早めに歯科医院で診断してもらい、欠けた歯、そして歯が欠けた原因を見つけて治療をしてもらいましょう。

 

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