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歯並びが気になって矯正するときに、きれいな仕上がりにしたいのは当然だと思います。
せっかく矯正するなら理想の歯並びにしたいと考えますが、理想の歯並びとはどのような状態なのでしょうか。

理想的とは具体的にどのようなもの?

「理想的な歯並び」といっても、どのような歯並びが「理想的な歯並び」なのか疑問に感じませんか?

理想的な歯並びとは、ただ単に歯列がきれいに並んでいればOKというものではありません。歯の中心と顔の中心が合ってバランスがとれていることも重要な要素です。きれいに歯が並んでいても、中心がずれていては、相手から見た時にやはりバランスの悪さが目立つものです。

並びがきれいでも、いわゆる出っ歯の状態ですと、理想の歯並びとは言えません。正面から見たときにはキレイな歯並びに見えるかもしれませんが横から見ればその考えも一瞬で変わってしまいます。

そのほかにも、歯の大きさのバランスも大切です。前歯だけが極端に大きい、歯と歯の間にすき間があるなど、歯の大きさのバランスが悪ければ、違和感を感じことでしょう。

このように、さまざまな要素がありそれらのバランスが取れていることが「理想の歯並び」に近づくことだと考えます。すべて完璧な状態はないでしょうが、少しでもきれいな歯並びになりたいと考えたときには、知っておきたいポイントです。

もうひとつ重要なことは、見た目にきれいなことはもちろんですが、歯の本来の目的である、「物を噛む」という機能がきちんと果たせるかということです。「物を嚙むこと」という機能が果たせなければ、見た目がどんなにきれいであっても、それは良い歯並びとは言えないでしょう。

機能性と審美性の両立が重要

見た目がきれいな歯並びは確かに憧れますが、歯の本来の役割を果たせることを考えなくてはいけません。見た目と、機能と、両方が整っている状態になることが理想の歯並びです。

矯正を考えるきっかけは人それぞれ違います。噛むことには問題がないけれども、見た目の歯並びの悪さを気にしている人、噛み合わせが悪く、なによりもまず噛み合わせの悪さを治療したいという人。

噛み合わせの悪さを解消すると、歯列が整うため、歯並びの悪さも解消されることがあります。見た目を整えるために矯正を始めるときには、見た目だけではなく、噛み合わせも考えたゴールを目指していかなければいけません。他医院で実際に、見た目だけを考えて治療した結果、噛み合わせがずれてしまったという患者様にご相談を頂くこともございます。

「咀嚼(食べ物を噛む)する」という行為は、考えている以上に、健康に影響があります。「よく噛んで食べるといい」ということは、子供の頃からよく言われているという人が多いのではないでしょうか。

よく噛んで食べると、胃腸の働きを助けることだけでなく、脳にも刺激を与えています。刺激を与えることで、脳が活発に動くようになります。そのほかにも、唾液の分泌がよくなり、口腔内の自浄作用が高まるなど、歯そのものにもいい効果があります。

よく噛むためには、噛み合わせが重要です。噛み合わせの良し悪しは、口腔内の問題だけではなく全身の健康にも関わってきます。

 

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しんデンタルクリニック

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