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歯周病は、歯を支える歯茎や骨が炎症を起こし、最悪の場合は歯を失う原因となる病気です。厚生労働省によると、日本人の成人の約7割が何らかの歯周病を抱えていると言われています。歯周病は「静かなる病気」とも呼ばれ、自覚症状が出にくいため放置されがちですが、その原因を理解することで予防が可能です。この記事では、歯周病を招く直接的な要因と、間接的な要因について詳しく解説します。


歯周病の直接的な原因

1. プラーク(歯垢)の蓄積

歯周病の最も大きな直接的な原因は、プラークです。プラークは食べかすと細菌が混ざり合って形成される粘着性の物質で、歯と歯茎の間にたまりやすい特徴があります。このプラークに含まれる細菌が毒素を放出し、歯茎に炎症を引き起こすことが歯周病の始まりです。適切な歯磨きが行われないと、プラークが歯石となり、さらに歯周病を悪化させます。

2. 歯石の形成

プラークが放置されると唾液中のカルシウムと結合して硬化し、歯石となります。この歯石は自分で取り除くことができないため、歯茎の炎症が進行し、歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)が深くなる原因となります。

3. 喫煙

タバコの煙に含まれるニコチンやタールは、歯茎への血流を悪化させ、歯周病の進行を早めることが知られています。また、喫煙者は歯茎の腫れや出血といった歯周病の初期症状が目立ちにくくなるため、発見が遅れるケースが多いです。


歯周病の間接的な原因

1. 不十分な歯磨き習慣

歯周病の直接的な原因であるプラークや歯石を防ぐには、毎日の歯磨きが基本です。しかし、磨き残しが多かったり、歯間ブラシやフロスを使わなかったりすると、歯と歯茎の間に汚れが蓄積しやすくなります。不十分な歯磨き習慣は、歯周病のリスクを大幅に高めます。

2. 不規則な生活習慣

睡眠不足や偏った食生活、過度なストレスなどは、体の免疫力を低下させる要因となります。免疫力が低下すると、歯茎の炎症が進行しやすくなり、歯周病を悪化させる可能性があります。

3. 糖尿病

糖尿病は歯周病の発症リスクを大幅に高めることが知られています。糖尿病患者は血糖値のコントロールが不十分な場合、免疫機能が低下し、炎症が起こりやすくなるため、歯茎の腫れや出血といった症状が悪化しやすいです。

4. 口呼吸

口呼吸が習慣化している人は、口内が乾燥しやすくなります。唾液には細菌の増殖を抑える作用がありますが、口が乾燥するとその効果が低下し、歯周病のリスクが高まります。

5. 遺伝的要因

家族に歯周病の既往歴がある場合、遺伝的に歯周病になりやすい体質である可能性があります。ただし、遺伝的要因があっても、適切なケアを行うことでリスクを抑えられます。


歯周病を防ぐためにできること

1. 正しい歯磨き方法を身につける

歯周病を防ぐには、歯と歯茎の境目を意識した歯磨きが重要です。歯ブラシは毛先が柔らかいものを選び、1本1本丁寧に磨きましょう。歯間ブラシやデンタルフロスを併用することで、歯ブラシでは届かない隙間の汚れも除去できます。

2. 定期的な歯科検診を受ける

歯科医院では、歯石の除去や歯周ポケットの清掃など、歯周病予防のための専門的なケアを受けられます。少なくとも半年に1回の検診を受け、問題があれば早期に対処することが大切です。

3. 健康的な生活習慣を心がける

バランスの良い食事や十分な睡眠、適度な運動は、歯茎を健康に保つためにも重要です。特にビタミンCやカルシウムを多く含む食品は、歯と歯茎の健康維持に役立ちます。


まとめ:歯周病予防の鍵は原因の把握と日々のケア

歯周病は放置すると深刻な症状につながりますが、日々のセルフケアや定期的な歯科検診で防ぐことが可能です。直接的な原因であるプラークや歯石を取り除くことはもちろん、間接的な要因にも注意を払い、生活習慣を見直すことが歯周病予防のカギとなります。健康な歯を保ち、将来のリスクを減らすためにも、今日からできることに取り組みましょう。

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