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子どもが虫歯になると「痛い思いをさせたくない」「治療を嫌がるのでは?」と不安に思う親御さんも多いでしょう。小児歯科では、子どもができるだけ痛みを感じずに治療を受けられるよう、さまざまな工夫がされています。今回は、子どもの虫歯治療で痛みを軽減する方法について詳しく解説します。
1. そもそもなぜ子どもは虫歯になりやすいの?
子どもの歯(乳歯)は、大人の歯(永久歯)に比べてエナメル質や象牙質が薄く、虫歯が進行しやすい特徴があります。また、甘いお菓子やジュースを好み、歯磨きが不十分になりがちなので、虫歯のリスクが高くなります。さらに、虫歯が進行すると神経まで達しやすく、大人よりも早い段階で痛みを感じることがあります。そのため、できるだけ早く治療を受けることが大切です。
2. 子どもの虫歯治療で痛みを軽減する方法
① 表面麻酔と細い針を使った局所麻酔
歯を削る際の痛みを抑えるために、局所麻酔が使用されることがあります。小児歯科では、注射の痛みを軽減するために、まず歯ぐきに塗るタイプの「表面麻酔」を使用することが多いです。これにより、針を刺すときのチクッとした痛みを和らげることができます。さらに、極細の針を使い、ゆっくりと麻酔薬を注入することで、痛みを最小限に抑えます。
② レーザー治療を活用する
歯を削る際の「キーン」という音や振動を怖がる子どもも多いですが、レーザー治療ならこれを軽減できます。レーザーは、歯を削る量を最小限に抑えながら虫歯の部分を除去できるため、痛みを感じにくいのが特徴です。ただし、レーザー治療はすべての歯科医院で導入されているわけではないため、事前に確認しておくとよいでしょう。
③ ダイアグノデントで早期発見・最小限の治療
虫歯が進行する前に治療できれば、痛みを伴う処置を避けることができます。「ダイアグノデント」というレーザー機器を使うと、目に見えない初期虫歯を発見しやすくなります。初期段階の虫歯なら、削らずにフッ素塗布やシーラント(歯の溝を埋める処置)で予防できる場合もあります。
④ 笑気麻酔でリラックス
歯医者が苦手な子どもには「笑気麻酔」を使う方法もあります。これは、酸素と笑気ガスを混ぜたものを吸入することで、リラックスした状態にする麻酔です。意識はあるものの、恐怖心が和らぎ、痛みも感じにくくなるため、歯科治療がスムーズに進みます。特に歯医者を怖がる子どもに有効な方法です。
⑤ 削らずに治す「カリソルブ治療」
「カリソルブ」という薬剤を使い、虫歯に感染した部分だけを溶かして取り除く治療法もあります。歯を削る必要がほとんどなく、痛みも少ないため、子どもに優しい治療方法です。ただし、日本ではまだ導入している歯科医院が限られているため、対応している医院を探す必要があります。
3. 子どもが治療を怖がらないためにできること
痛みを抑える治療方法が増えているとはいえ、子どもが「歯医者=怖い」と思ってしまうと、治療がスムーズに進まないこともあります。そこで、以下のポイントを意識してみましょう。
- 歯医者は怖くない場所だと伝える
「痛くないよ」と言うよりも、「先生が歯をピカピカにしてくれるよ」と前向きな表現を使うと、子どもも安心しやすくなります。 - 治療の流れを説明してあげる
事前にどんなことをするのかを説明し、「先生が歯を見て、お薬を塗るだけかもしれないよ」などと伝えると、不安を和らげられます。 - 親もリラックスする
子どもは親の緊張を敏感に感じ取ります。親が落ち着いていると、子どもも安心しやすくなります。
4. まとめ
子どもの虫歯治療には、痛みを軽減するさまざまな方法が用意されています。表面麻酔やレーザー治療、笑気麻酔などを活用すれば、できるだけ負担を少なく治療を受けることが可能です。また、初期の虫歯なら削らずに治療できるケースもあるため、定期的に歯科検診を受け、早めに虫歯を発見することが大切です。お子さんが歯医者を怖がらず、安心して治療を受けられるよう、親御さんもサポートしていきましょう。
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