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「なんだか最近、口の中が乾いて話しづらい」「水を飲んでもすぐに喉が渇く」——そんな違和感を抱えたまま放っておいていませんか?

その症状、もしかしたら「ドライマウス(口腔乾燥症)」かもしれません。

ドライマウスは年齢や体質に関係なく起こる可能性があり、放置すると虫歯や口臭、味覚障害、さらには誤嚥や全身の健康にまで悪影響を及ぼすことがあります。

そこで今回は、自宅でできる簡単なセルフチェック方法と、日常生活での対策ポイントをわかりやすく紹介します。

そもそもドライマウスとは?

ドライマウスとは、唾液の分泌量が減少し、口腔内が乾燥している状態のことを指します。唾液は、食べ物を飲み込みやすくしたり、口内の細菌を抑えたり、歯を保護する重要な役割を果たしています。そのため、唾液が不足すると、さまざまなトラブルが生じやすくなります。

原因は多岐にわたり、加齢、ストレス、薬の副作用、口呼吸、シェーグレン症候群などの病気、生活習慣の乱れが関係していることもあります。

自分でできるドライマウスのセルフチェック

次の項目のうち、いくつ当てはまりますか?

3つ以上あれば、ドライマウスの疑いがあるかもしれません。

  • 朝起きたとき、口がカラカラに乾いている

  • 食べ物が飲み込みにくい、よくむせる

  • 口臭が気になるようになった

  • パンやビスケットなど乾いたものが食べにくい

  • 会話中に舌が引っかかる、話しづらい

  • 唇が乾燥してひび割れしやすい

  • 味がよく分からなくなってきた

  • 舌がヒリヒリ、ピリピリする感覚がある

  • 唾液の出が悪く、口の中がネバつく感じがする

  • 無意識に口が開いていることが多い(口呼吸)

このような症状が続いている場合、歯科や耳鼻咽喉科での専門的な診断を受けることが大切です。

ドライマウスが招くリスクとは?

唾液が減ることで口内環境は一気に悪化します。唾液には抗菌作用や再石灰化作用があるため、不足すれば以下のようなトラブルが起こりやすくなります。

  • 虫歯や歯周病の進行

  • 強い口臭(唾液がないことで細菌が増える)

  • 味覚異常

  • 舌痛症(舌がピリピリする、違和感がある)

  • 食事中の誤嚥や咀嚼不良

  • 話しづらさや会話への支障

特に高齢者では、口腔内の乾燥が「誤嚥性肺炎」などの深刻な健康問題に発展することもあるため、早めの対策が必要です。

今日からできるドライマウス対策

口腔の乾燥を防ぐには、生活の中で意識できるポイントがいくつかあります。

  • 水分補給をこまめに行う:一気に飲まず、少量を頻繁に摂るようにしましょう

  • 鼻呼吸を意識する:口呼吸は乾燥の大きな原因です

  • 唾液腺マッサージを取り入れる:耳下腺や顎下腺、舌下腺を優しくマッサージ

  • ガムを噛む:無糖ガムで唾液分泌を促進

  • 部屋の湿度を保つ:乾燥しやすい季節は加湿器を活用

  • 口の体操(あいうべ体操):口周りの筋肉を動かすことで唾液が出やすくなります

また、慢性的な口の渇きがある場合は、市販の保湿ジェルや口腔スプレーを使うのもひとつの方法です。

まとめ:口の乾きは体のサイン、放置せず早めの対応を

「たかが口の乾き」と思わずに、その背後にある原因を見逃さないことが大切です。ドライマウスは、放置すると口腔内だけでなく全身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

まずはセルフチェックをして、自分の口内の状態を把握することから始めましょう。そして、少しでも違和感があれば、早めに歯科や医療機関へ相談することが健康への近道です。日常生活でできる小さな習慣を積み重ねて、潤いのある快適な口内環境を保ちましょう。

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