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名古屋市西区、市営地下鉄『浅間町駅』 2番出口より徒歩1分のしんデンタルクリニックです!
「子どもの歯並びが気になるけれど、まだ矯正治療を始める年齢なの?」「床矯正という治療を勧められたけれど、どんな治療なのかわからない」「費用や治療期間、子どもへの負担が心配」と感じている保護者の方は少なくありません。
子どもの歯並びは、乳歯から永久歯へ生え替わる時期に大きく変化します。前歯が重なって生えてきた、永久歯が生えるスペースが足りなそう、顎が小さいと言われたなど、成長期ならではの悩みをきっかけに矯正治療を検討するケースも多いでしょう。
床矯正は、主に成長期の子どもを対象として検討される矯正治療の一つです。取り外しができる装置を使い、歯が並ぶスペースを確保しながら歯並びや顎の発育を整えていくことを目的とします。
ただし、床矯正はすべての子どもの歯並びに適しているわけではありません。また、「装置を付ければ必ず抜歯を避けられる」「床矯正だけでどんな歯並びでも治せる」というものでもありません。歯並びの状態や顎の成長、永久歯の大きさ、噛み合わせなどによって、適した治療方法は異なります。
この記事では、床矯正とはどのような治療なのか、どんな子どもが対象になるのか、メリットとデメリット、治療にかかる期間や費用、治療を始める年齢、保護者の方が知っておきたい注意点について詳しく解説します。
◆◇ 床矯正とは?子どもの成長を活かして歯が並ぶスペースを確保する治療
床矯正とは、「床」と呼ばれるプラスチック製の部分と、歯にかけるワイヤーなどから構成される取り外し式の矯正装置を使用する治療方法です。
装置にはネジが組み込まれていることがあり、歯科医師の指示に従って少しずつ調整することで、歯列の幅を広げたり、歯が並ぶためのスペースを確保したりすることを目指します。
特に子どもの矯正治療では、顎が成長している途中であることが重要なポイントになります。
成人の場合、顎の骨格の成長はほぼ完了しているため、歯を動かして歯並びを整えることが治療の中心になります。
一方、子どもは成長発育の途中にあります。そのため、永久歯が生えそろう前の段階で顎や歯列の成長を利用し、将来の歯並びを整えやすくする治療を検討できる場合があります。
床矯正では、狭い歯列を適切な範囲で広げることによって、永久歯が並ぶスペースを確保することを目指します。
例えば、永久歯が生えてきたときにスペースが足りず、歯が重なっている状態が見られる場合、歯列の幅や顎の状態を確認したうえで床矯正が選択肢になることがあります。
ただし、床矯正は単純に「顎を大きくする治療」と理解するのは正確ではありません。
装置による変化には個人差があり、歯を動かす要素や歯列を広げる要素など、実際の治療内容は患者さんの年齢や成長、装置の種類によって異なります。
そのため、治療を始める前には、歯並びだけでなく、顎の大きさ、上下の噛み合わせ、永久歯の大きさや位置などを総合的に確認する必要があります。
床矯正は、子どもの成長期に行う矯正治療の選択肢の一つですが、どのような治療が最適かは一人ひとり異なります。
◆◇ 床矯正は何歳から?子どもの対象年齢と相談するタイミング
床矯正を始める年齢について、「何歳になったら必ず始めるべき」という明確な基準はありません。
子どもの歯の生え替わりや顎の成長には個人差があるため、年齢だけで治療開始時期を決めることはできないためです。
一般的には、乳歯と永久歯が混在する「混合歯列期」に相談されることが多い治療の一つです。
この時期には、前歯の永久歯が生えてきたり、奥歯が順番に生え替わったりします。
永久歯が生えるスペースが不足している場合、前歯が重なって生えたり、本来とは異なる位置から歯が生えてきたりすることがあります。
「永久歯が生えてきたら歯並びがガタガタになっている」「乳歯が抜けたのに永久歯がなかなか生えてこない」「顎が小さいように見える」といった場合には、一度矯正治療について相談してみるとよいでしょう。
子どもの矯正相談を始める目安としては、永久歯の前歯や第一大臼歯が生えてくる時期が一つのタイミングになります。
ただし、受け口や出っ歯、噛み合わせの左右差、口が閉じにくいなどの問題がある場合には、それより早い段階で相談が必要になることもあります。
重要なのは、「何歳から治療するか」よりも「その子の歯並びや成長に問題があるか」を確認することです。
早く相談したからといって必ずすぐ治療を始めるわけではありません。
検査の結果、すぐに治療を開始する必要がなければ、成長や歯の生え替わりを定期的に観察することもあります。
気になることがあれば、治療を始めるかどうかに関係なく、まず歯科医院で相談することが大切です。
◆◇ 床矯正のメリットとは?取り外し式ならではの特徴
床矯正の大きな特徴は、装置を自分で取り外せることです。
固定式の矯正装置では、歯に装置が付いた状態で毎日歯磨きをする必要があります。
子どもの場合、装置の周囲に汚れが残ると、虫歯や歯肉炎のリスクにつながる可能性があります。
床矯正では、基本的に食事や歯磨きの際に装置を取り外せるため、普段どおりに歯を磨きやすいことがメリットです。
食事についても、装置を外せるため、固定式の装置と比較して食べ物の制限を受けにくい傾向があります。
また、成長期の子どもの顎や歯列の状態を考慮しながら治療計画を立てられることも、床矯正の特徴です。
永久歯がすべて生えそろう前に、歯が並ぶためのスペースを確保することで、将来的な歯列不正への対応を目指すことがあります。
ただし、「床矯正をすれば必ず抜歯を避けられる」というわけではありません。
顎の大きさに対して永久歯が非常に大きい場合や、歯並びや噛み合わせの問題が大きい場合には、将来的に抜歯を伴う矯正治療が必要になることもあります。
また、床矯正は本人が装置を適切に使用することが重要です。
取り外しができるというメリットは、同時に「装置を付けなければ効果が得られにくい」という注意点にもなります。
歯科医師から指示された装着時間を守れるかどうかは、治療をスムーズに進めるうえで重要なポイントです。
◆◇ 床矯正のデメリットと知っておきたい注意点
床矯正にはメリットがある一方で、すべての子どもに適しているわけではないという点を理解しておく必要があります。
まず、取り外し式の装置であるため、装着時間を守れない場合には、予定どおりに治療が進まない可能性があります。
子どもが学校に行っている間や遊んでいるときに装置を外してしまう場合、十分な時間装着できず、治療期間が延びることがあります。
また、装置を紛失したり、破損したりする可能性もあります。
取り外した際には専用のケースへ保管する習慣をつけることが大切です。
ティッシュに包んで置いてしまうと、誤って捨ててしまうことがあるため注意が必要です。
さらに、床矯正で対応できる歯の移動には限界があります。
歯並びの乱れが大きい場合や、歯を細かく移動させる必要がある場合、上下の噛み合わせを精密に調整する必要がある場合には、ワイヤー矯正やマウスピース型矯正装置など、別の治療方法が必要になることがあります。
また、装置を装着し始めた直後は、話しにくさや違和感、唾液が増えたように感じることがあります。
多くの場合は徐々に慣れていきますが、強い痛みや装置による傷などがある場合には、歯科医院で調整が必要です。
床矯正を始める際には、メリットだけでなく、「どこまで治療できるのか」「将来的に次の矯正治療が必要になる可能性はあるのか」まで確認しておくことが大切です。
◆◇ 床矯正だけで治療が終わる?2期治療が必要になるケースも
子どもの矯正治療は、大きく分けて「1期治療」と「2期治療」という考え方があります。
乳歯と永久歯が混在している時期に行う矯正治療が1期治療です。
床矯正は、この1期治療の選択肢の一つとして行われることがあります。
1期治療では、永久歯が生えるスペースを確保したり、顎の成長を利用して歯並びや噛み合わせの改善を目指したりします。
一方、永久歯が生えそろった後に、個々の歯の位置や噛み合わせを細かく整える治療が2期治療です。
床矯正を行ったからといって、必ず2期治療が必要になるわけではありません。
永久歯がきれいに並び、噛み合わせにも大きな問題がなければ、そのまま経過観察になることもあります。
しかし、成長や永久歯の生え方には個人差があるため、1期治療の時点では将来の歯並びを完全に予測できない場合もあります。
例えば、床矯正によってスペースを確保できても、永久歯が生えそろった後に歯の傾きやねじれが残ることがあります。
また、上下の噛み合わせをより精密に整える必要が出てくることもあります。
その場合には、ワイヤー矯正やマウスピース型矯正装置などを使った2期治療が検討されます。
治療を開始する前には、「今回の治療でどこまでを目標とするのか」「将来的に2期治療へ移行する可能性があるのか」を確認しておくとよいでしょう。
◆◇ 床矯正にかかる期間はどのくらい?
床矯正の治療期間は、子どもの年齢や歯並び、顎の成長、治療の目的、装置の使用状況によって異なります。
短期間で終わる場合もあれば、歯の生え替わりを確認しながら長期間にわたって経過を観察する場合もあります。
子どもの矯正治療では、「装置を使っている期間」と「歯の生え替わりを観察する期間」を合わせて考えることが重要です。
例えば、床矯正によって一定のスペースを確保した後も、永久歯が適切な位置に生えてくるかを確認する必要があります。
永久歯の生え替わりは一人ひとり異なるため、成長に合わせて治療計画を調整することがあります。
また、装置の装着時間を守れているかどうかによっても治療期間は変わります。
取り外し式の装置は、歯科医師から指示された時間を守って使用することが前提です。
装置を付ける時間が不足すると、治療が予定どおりに進まないことがあります。
「床矯正なら何か月で終わる」と一律にはいえないため、治療前におおよその見通しと、治療期間が変わる可能性について説明を受けておくことが大切です。
◆◇ 床矯正の費用は?治療前に確認したいポイント
床矯正の費用は、使用する装置の種類、治療内容、治療期間、歯科医院の料金体系などによって異なります。
多くの場合、床矯正は健康保険が適用されない自由診療となります。
そのため、治療を始める前には、装置代だけではなく、検査料、診断料、毎回の調整料、装置の作り直し費用などを確認しておくことが大切です。
また、1期治療の後に2期治療が必要になった場合、その費用が別途必要になることがあります。
最初に提示された費用だけを見て判断するのではなく、「治療全体でどの程度の費用が想定されるのか」を確認しましょう。
費用は歯科医院によって異なるため、複数の医院で相談することも選択肢の一つです。
ただし、費用だけで治療先を決めるのではなく、子どもの歯並びをどのように診断し、どのような治療計画を立てているのかを理解することも重要です。
◆◇ 床矯正中の生活で保護者が気をつけたいこと
床矯正は、子ども本人の協力が治療結果に影響します。
保護者の方が「装置を付けなさい」と強く言い続けるだけでは、子どもにとって矯正治療が大きなストレスになることがあります。
まずは、なぜ装置を使用するのか、どのような目的があるのかを、子どもの年齢に合わせて説明することが大切です。
また、装置を外したら必ずケースへ入れる、食事後は歯を磨いてから装置を付ける、装置を清潔に保つといった習慣を作る必要があります。
装置に汚れが付着したまま使用を続けると、衛生状態が悪くなる可能性があります。
毎日の管理方法については、歯科医院から指示を受け、その内容に従いましょう。
定期的な通院も重要です。
子どもの成長や永久歯の生え替わりは常に変化しています。
定期的に歯並びや噛み合わせ、装置の状態を確認し、必要に応じて調整することで、治療計画を適切に進めていきます。
◆◇ 床矯正を始める前に確認したい「適応」と「治療のゴール」
床矯正を検討する際には、「子どもの歯並びに床矯正が適しているか」を確認することが最も重要です。
同じように歯が重なっているように見えても、原因は一人ひとり異なります。
単純にスペースが不足している場合もあれば、上下の顎の大きさや位置関係に問題がある場合、歯の生える方向に問題がある場合もあります。
また、口呼吸や指しゃぶり、舌の癖などが歯並びに影響していることもあります。
装置だけで歯を動かしても、歯並びを悪くした原因が残っている場合には、治療後に歯並びへ影響する可能性があります。
そのため、治療前には口腔内だけでなく、子どもの口の使い方や生活習慣なども確認することがあります。
さらに、「どこまで治療するのか」というゴールを明確にすることも大切です。
床矯正で歯が並ぶスペースを確保することが目標なのか、将来的な永久歯の矯正をできるだけ簡単にすることが目標なのか、それとも永久歯が生えそろうまでを含めて管理するのかによって、治療計画は異なります。
保護者の方が「床矯正をすれば歯並びが必ず完全に治る」と考えている場合と、歯科医師が「将来の矯正治療を行いやすくするための1期治療」と考えている場合では、治療に対する期待にずれが生じてしまいます。
治療を始める前に、現在の問題点、床矯正で改善が期待できる点、改善が難しい点、2期治療の可能性まで十分に説明を受けることが重要です。
◆◇ 床矯正に関するよくある質問
床矯正は何歳から始めるのがよいですか?
床矯正を始める年齢は一律ではありません。乳歯から永久歯へ生え替わる混合歯列期に相談されることが多いものの、歯並びや噛み合わせ、顎の成長には個人差があります。永久歯が生え始めた段階で歯並びの乱れが気になる場合には、一度歯科医院で相談するとよいでしょう。
床矯正は痛いですか?
装置を装着し始めたときや調整した後には、歯や歯ぐきに違和感や圧迫感を覚えることがあります。ただし、痛みの感じ方には個人差があります。強い痛みが続く場合や装置が歯ぐきに当たって傷ができた場合には、無理に我慢せず歯科医院へ相談してください。
学校に床矯正の装置を付けて行く必要がありますか?
必要な装着時間や学校での使用については、使用する装置や治療計画によって異なります。自己判断で装着時間を減らすと治療結果に影響する可能性があるため、歯科医師の指示に従うことが大切です。
床矯正をすれば将来の抜歯矯正を避けられますか?
床矯正によって歯が並ぶスペースを確保できる場合がありますが、必ず抜歯を避けられるとは限りません。永久歯の大きさや顎の状態、歯並びの程度などによって治療方法は異なります。
◆◇ 子どもの床矯正は「何歳から」より「今の歯並びを確認すること」が大切
床矯正は、主に成長期の子どもの歯並びや歯列のスペース不足に対して検討される治療方法の一つです。
取り外しができるため、食事や歯磨きをしやすいことがメリットですが、装着時間を守る必要があり、本人の協力が治療結果に影響します。
また、床矯正はすべての歯並びを改善できる治療ではありません。
歯並びの状態や顎の成長、永久歯の位置によっては、ワイヤー矯正など別の治療方法が必要になることもあります。
さらに、1期治療として床矯正を行った後、永久歯が生えそろった段階で2期治療が必要になるケースもあります。
そのため、「床矯正を始めれば将来必ず歯並びがきれいになる」と考えるのではなく、現在の歯並びの問題を正確に把握し、将来まで見据えた治療計画を立てることが重要です。
「子どもの前歯が重なっている」「永久歯が生えるスペースが足りなそう」「顎が小さいと言われた」「矯正治療を何歳から相談すればよいかわからない」といった場合には、早めに歯科医院で相談してみましょう。
早く相談したからといって、必ずすぐに治療を始めるわけではありません。
適切なタイミングを見極めながら、必要な治療を選択することが、子どもの成長に合わせた矯正治療につながります。
床矯正のメリットとデメリットを十分に理解し、お子さんの歯並びや成長に合った治療方法を歯科医師と一緒に検討していきましょう。
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