歯科用CTを導入しました!
CTとは?
CTとは、コンピュータ断層撮影法(Computed Tomography)の略です。
器機の見た目は従来のデジタルレントゲンとそれほど変わりませんが、CTでは3D(立体)画像を撮影することができます。
従来のレントゲンでは2D(平面)での検査しかできませんでしたが、歯科用CTで検査をすると口全体を立体的に検査することができます。
例えば、むし歯です。
従来のレントゲンでも「むし歯がある」ということは診断できましたが、歯科用CTで検査すると「むし歯の深さ」まで診断することも可能です。
骨質や骨の高さ・骨の形まで正確に撮影することができるので、従来のレントゲンと比べるとより正確な診断が可能になるのです。
どんなメリットがあるの?
このように、CT検査でより多くの情報を得られることによって、次のようなメリットがあります。
1)レントゲンでは見えなかったものが見える
前述のむし歯の例もそうですが、歯周病では歯を支える骨の高さが分かり、歯の根っこの膿の状態やアゴの内部構造などもリアルに見えます。
従来のレントゲンでは見えなかったことが見えることで、痛みの場所や原因がなかなか特定できなかったようなケースなどでも、より精密な診断が可能になります。
2)レントゲンでは分からなかったことが分かる
歯やアゴだけでなく、鼻の奥(上顎洞)の形態や粘膜の状態などを立体画像で確認できます。
鼻の奥(上顎洞)の炎症によって歯が痛むケースは実際にありえますし、従来のレントゲンでは分からなかったことが分かるというメリットはご理解いただけることでしょう。
3)より安全性の高い治療につながる
より正確な審査・診断が可能になれば、治療の安全性も高まります。
インプラント治療はもちろん、矯正治療、歯周病治療、歯の根っこの治療(根管治療)、親知らずの治療など、歯科治療において幅広く応用することができます。
私たちは、あなたの大切なお身体を治療する立場にある以上、より正確な診断の元でより安全に治療を進めたいと考えております。
従来のレントゲンでは診断できないということではありませんが、あなたがより正確な情報を知ることができれば、それは「よりご納得できる治療」にもつながるはずです。
CTを撮影することにより、「最良の治療法を選択する」手助けになればと思います。