「一生涯、自分の歯でおいしく食事を楽しめるように」
~当院の治療方針~
■ 食べることは人生最大の楽しみ
食べることは、『人生最大の楽しみ』と言えるでしょう。
その理由は、次のような場面を想像していただけば、すぐに分かると思います。
家族で食卓を囲む団らんのひと時
友人とワイワイおしゃべりしながらの食事会
旅行でその土地の美味しいものを食べること
このような時間を過ごすときに、あなたもつい笑顔がこぼれてしまいませんか?
私たち人間は、ただ栄養を補給するためだけに食べているわけではないはずです。
■ おいしいものを食べることが好き
おいしいものを食べることが嫌いという人は、ほとんど存在していないと思います。
食事の時間を通じて会話が弾む
食事に招待して大切な方への感謝を示す
友人に美味しいお店を紹介する
こんな風に、私たちが『食べること』を通じてコミュニケーションをとる場面はたくさんあるはずです。
もし世の中からおいしいものが無くなってしまったとしたら、私たちは日々の話題にさえ困ってしまうかも知れません。
それは、誰しも『おいしいものを食べたい』という願望を持っているからです。
そして、『おいしい』と感じられることに生きる喜びを感じるのです。
おいしいものをおいしいと感じられることって、とても素晴らしいことですね。
■ おいしく食事を楽しむために
もしおいしいものを食べられなくなったら、あなたはどうしますか?
おせんべいやお漬物が食べられない…
お肉をかみちぎれないから食べたくない…
ニンジンやゴボウは苦手になった…
タコもイカも昔は好きだったんだけど…
このような悩みをお持ちの方は、意外と多いものです。
そして、年齢を重ねるほどにこのような悩みを抱える方は多くなるようにと感じます。
あなたの周りにも「かたいものはあまり食べたくない」と言う方はいませんか?
そうなってしまう最大の原因は・・・『歯を失うこと』です。
人間の歯は全部で28本(親知らずも含めると32本)ありますが、「そのうち20本以上の歯が残っていなければ、不自由を感じることなく食べることは難しくなる」と言われています。
ですから、当院は・・・
『いつまでもおいしく食事を楽しめるように』ご自身の歯を失わないことを大切に考え、
『いつまでも歯の健康を守り続けていくこと』を最大目的に
治療を行っています。
■ 悪いところを治すのは食べる楽しみの準備
歯医者さんと言えば、「歯が痛くなった時に行って、悪いところを治す」ために利用する方がほとんどだと思います。
痛いところや悪いところを治すことは大切です。
歯が痛ければかめませんし、歯が悪ければ食べることに不自由を感じますから、まずは悪いところがあればきちんと治すようにしましょう。
仮に歯を失ってしまった(抜くことになってしまった)としても、義歯(入れ歯)やブリッジ、インプラントなどの治療を受けて対処することによって、「きちんとかむ」という機能を回復させることができますし、食べることに不自由を感じないように治すことができます。
歯の悪いところを治すことは『食べるための準備』なのです。
■ 良い状態を保つことは食べる楽しみの維持
もうひとつの歯医者さんの活用法として、「治したところがもう二度と悪くならないように維持していく」ために利用していくことができます。
つまり、『予防のために歯科医院へ通う』ということです。
一度悪くなった部分は、もう一度悪くなるリスクが高い部分とも言えます。
あるいは、今は何でもないところが悪くなってしまうリスクもあります。
悪くなっていないことを確認するために歯医者さんを活用していれば、仮に悪い部分が見つかった場合にも早いうちに対処することができ、早期発見・早期治療が可能になります。
悪くなる原因を最小限に抑えたり、取り除いたりすることができれば、もう二度と痛い思いをしなくて済みます。
このようにして歯の健康を守る努力をし続けていくことは『食べる楽しみの維持』につながるのです。
■ 歯が悪くなるのは年のせいではありません
「そんなこと言っても、年をとれば歯も弱くなっていくんでしょ?」と思った方、実はその認識は間違っていることをお伝えしておきます。
今の日本では、80歳以上の方の5人に1人はご自身の歯が20本以上保っています。
実は、日本歯科医師会が『8020運動』(80歳になってもご自身の歯を20本以上保てている方を増やそうという運動)を実施しており、このような調査報告が発表されています。
さらに言えば、歯の健康先進国と言われる北欧の国フィンランドでは、80歳時点の平均値で25本の歯を保てているという調査報告があります。
この結果から分かることは「歯の本数は年齢と関係ない」という事実です。
年齢以上に「きちんと治して、治った健康な状態を維持するために努力をしているか」が問題になるということです。
■ いつまでも幸せに生きるために
『食べる』ということは、私たちが“幸せに”生きるために必要不可欠です。
ただ生きるための食事であるならば、必要な栄養さえ補給できれば良いのかも知れません。
実際に、医療も化学も進歩している現代社会では、生きるための栄養補給であればいろいろな手段が生まれています。
でも、それは『幸せに』生きていることとはちょっと違うと思います。
お孫さん、お子さんと会食をするひと時
気の合う仲間たちと集まる食事会
おいしいものをおいしく食べている時間
このような時間にこそ、生きていることの喜びや幸せを感じ、そして心の奥底から楽しい時間を過ごしていると言えることでしょう。
『食べる』ためには、健康な歯が必要です。
「あなたが一生涯に渡って、自分の歯でおいしく食事を楽しめるように」
私たちはそのお手伝いをすることによって、あなたの健康で豊かな生活をサポートさせていただきます。