
こんにちは!
名古屋市西区、市営地下鉄『浅間町駅』 2番出口より徒歩1分のしんデンタルクリニックです!
歯並びをきれいに整え、見た目だけでなく噛み合わせやお口の健康の改善も期待できる矯正治療。しかし、「矯正をすると虫歯になりやすいと聞いた」「矯正中に虫歯ができたら治療はどうなるの?」といった疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
実際に、矯正治療中は通常よりも虫歯のリスクが高くなることがあります。特にワイヤー矯正では、ブラケットやワイヤーの周囲に食べかすや歯垢が残りやすくなるため、これまでと同じ歯磨きでは十分に汚れを落とせない場合があります。一方で、マウスピース型矯正装置は取り外しができるため比較的清掃しやすいものの、装着方法やお口のケアが不十分だと虫歯になる可能性は十分あります。
ただし、「矯正=虫歯になる」というわけではありません。毎日のセルフケアと歯科医院での定期的なメンテナンスをしっかり行えば、虫歯を予防しながら矯正治療を進めることは十分可能です。むしろ矯正治療によって歯並びが整うことで、治療終了後は歯磨きがしやすくなり、長期的には虫歯や歯周病のリスクを減らせるケースもあります。
この記事では、矯正治療中に虫歯になりやすい理由、矯正中に虫歯ができた場合の対応、虫歯を防ぐためのセルフケアや歯科医院での管理について詳しく解説します。
◆◇ なぜ矯正治療中は虫歯になりやすいの?
矯正治療中に虫歯のリスクが高くなる最大の理由は、歯磨きが難しくなることです。
特にワイヤー矯正では、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を接着し、その間をワイヤーが通っています。
この装置の周囲には食べかすやプラークが付着しやすく、通常の歯ブラシだけでは十分に汚れを落とせないことがあります。
歯ブラシの毛先がブラケットに当たってしまい、歯の表面や歯と歯ぐきの境目まで毛先が届きにくくなるためです。
さらに、ワイヤーの下や装置の周囲は磨き残しが起こりやすく、そこに細菌が増殖すると虫歯の原因になります。
また、装置が付いていることで食事にも変化が生じます。
装置へ食べ物が挟まりやすくなり、食後すぐに歯磨きができない環境では、細菌が糖分を利用して酸を作り出し、虫歯のリスクが高まります。
一方、マウスピース型矯正装置は取り外して歯磨きができるため、ワイヤー矯正より清掃性に優れています。
しかし、歯磨きを十分に行わないままマウスピースを装着すると、細菌や糖分を閉じ込める状態になり、虫歯の原因になることがあります。
また、糖分を含む飲み物を飲んだままマウスピースを装着することも虫歯のリスクを高めます。
つまり、どの矯正方法でも適切なセルフケアができていなければ虫歯になる可能性があります。
矯正装置そのものが虫歯を作るわけではなく、お口の中を清潔に保てるかどうかが大切なのです。
◆◇ 矯正中に虫歯ができると治療はどうなる?
矯正治療中に虫歯が見つかった場合、多くの方が「矯正は中断しなければならないの?」と心配されます。
実際には、虫歯の大きさや進行状況によって対応は異なります。
初期の虫歯であれば、経過観察を行いながらフッ素塗布やセルフケアの強化によって進行を防ぐことができる場合があります。
一方、歯を削る必要がある虫歯では、虫歯治療を優先することになります。
治療部位によってはブラケットを一時的に外し、虫歯治療が終わった後に再び装置を装着することもあります。
また、大きな虫歯で神経の治療が必要になった場合は、治療期間が長くなることもあります。
そのため、矯正治療のスケジュールへ影響が出る場合もあります。
虫歯を放置したまま矯正を続けることはおすすめできません。
虫歯が進行すると歯の形が変わったり、強い痛みが出たりするだけでなく、歯を支える力も弱くなります。
さらに、最悪の場合は歯を失うこともあり、矯正計画そのものを大きく変更しなければならなくなる可能性もあります。
矯正治療は歯を健康な状態で動かすことが前提です。
そのため、虫歯が見つかった場合には早めに治療を行い、健康な歯を維持しながら矯正を進めることが重要になります。
矯正歯科と一般歯科が連携しながら治療を進めることで、多くの場合は問題なく矯正を継続できます。
◆◇ 矯正中の虫歯を防ぐために大切なセルフケア
矯正治療中に虫歯を防ぐためには、これまで以上に丁寧なお口のケアが必要になります。
まず重要なのは、食後できるだけ早く歯磨きを行うことです。
ブラケットやワイヤーの周囲には汚れが残りやすいため、歯ブラシは小刻みに動かしながら、一本一本丁寧に磨いていきます。
通常の歯ブラシだけでは届きにくい部分には、タフトブラシを併用すると効果的です。
タフトブラシは毛束が小さいため、ブラケット周囲や奥歯、歯並びが複雑な部分まで細かく清掃できます。
また、歯と歯の間はデンタルフロスや歯間ブラシを使用して汚れを除去します。
ワイヤー矯正では専用のフロススレッダーなどを使用すると、ワイヤーの下にもフロスを通しやすくなります。
さらに、フッ素入り歯磨き粉を使用することで歯の再石灰化を促し、虫歯になりにくい環境を作ることができます。
食生活も重要です。
間食の回数が多くなるほど、お口の中が酸性になる時間が長くなり、虫歯のリスクは高まります。
甘い飲み物を頻繁に飲んだり、飴やガムを長時間口に入れたりする習慣も注意が必要です。
マウスピース型矯正装置を使用している場合は、水以外を飲む際には必ず装置を外し、飲食後は歯磨きをしてから再装着することが基本です。
毎日の小さな積み重ねが、矯正中の虫歯予防につながります。
◆◇ 定期検診が矯正成功の鍵になる
矯正治療中は、自宅でのセルフケアだけでは完全に汚れを取り除くことは難しい場合があります。
そのため、歯科医院での定期的なメンテナンスが非常に重要です。
定期検診では虫歯の有無だけではなく、歯ぐきの状態や歯石の付着状況、歯磨きの磨き残しなども確認します。
専用の器具によるクリーニングでは、自宅では落とせないプラークや歯石を除去できるため、虫歯や歯周病の予防につながります。
また、染め出し液を使用して磨き残しを確認し、患者さん一人ひとりに合った歯磨き方法を指導することもあります。
矯正治療では歯並びが変化していくため、磨きやすい場所や磨きにくい場所も少しずつ変わります。
その時々のお口の状態に合わせたブラッシング指導を受けることで、より効果的なセルフケアができるようになります。
さらに、定期検診では装置の状態も確認できます。
ブラケットの外れやワイヤーの変形などのトラブルを早期に発見することで、治療の遅れを防ぐことにもつながります。
矯正治療を予定通りに進め、美しい歯並びと健康な歯を両立するためには、セルフケアとプロフェッショナルケアの両方が欠かせません。
◆◇ 矯正治療中も虫歯予防を徹底して健康な歯並びを目指そう
矯正治療中は装置の影響で歯磨きが難しくなり、虫歯のリスクが高くなることがあります。しかし、これは矯正治療そのものが虫歯を引き起こすわけではなく、お口の中の清掃状態が大きく関係しています。
毎日の丁寧な歯磨きに加え、タフトブラシやデンタルフロス、歯間ブラシなどを上手に活用し、さらに定期的な歯科医院でのクリーニングや検診を受けることで、多くの虫歯は予防することが可能です。
もし矯正中に虫歯が見つかった場合でも、早期に対応することで治療への影響を最小限に抑えられるケースがほとんどです。違和感や痛みを感じた際は放置せず、早めに担当の歯科医師へ相談することが大切です。
歯列矯正の目的は、歯並びを美しく整えるだけではありません。噛み合わせを改善し、歯磨きがしやすい環境を作ることで、将来的な虫歯や歯周病のリスクを減らし、お口全体の健康を長く維持することも大きな目的の一つです。
矯正治療の成功は、歯並びがきれいになることだけではなく、健康な歯を維持したまま治療を終えることでもあります。毎日のセルフケアと定期的なメンテナンスを大切にしながら、機能性と美しさを兼ね備えた健康な口元を目指していきましょう。
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